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腹腔鏡下手術について2021.02.16

腹腔鏡下手術

当院では炎症の強い方を除いて、腹腔鏡下胆嚢摘出術は2020.12.31迄に401例、5年間で大腸癌62例、そのうち腹腔鏡下手術は45例、胃ガン5例、そのうち4例は腹腔鏡下手術でした。虫垂炎の手術382例中、近年になって採用した腹腔鏡下虫垂切除は43例行っております。

適応疾患

胆石症、胆嚢ポリープ、早期胃がん、大腸がん、大きい大腸ポリープ、虫垂炎など

内容

従来の「皮膚を大きく開き、患部を直視しながら行なう」開腹手術の常識を脱した新しい手術方法です。この手術方法はお腹に0.3~2cmの小さな穴を3~4ヶ開け、そこから腹腔鏡と専用の細長い鉗子や鋏などの手術機器を入れて、おなかの中を腹腔鏡に接続したテレビ画面に写し、これを見ながら手術機器を操作して手術を行います。
日本では1990年から普及しております。

利点・欠点
1 利点

この手術法の最大の特徴は患者さんへの負担が極めて小さいことです。お腹をほとんど切らないことで術後の痛みが少なく、術後の治りが早く、早期に退院することができます。また術後の傷趾も目立たずにすみます。傷の感染率が低下します。

2 欠点

炎症が強いとか、癒着が強い場合には、不可能な場合があります。特に炎症が強い場合、まれに出血したり、術中に胆管を損傷する場合があり、それを防ぐために、開腹手術に移行する場合があります。安全第一です。

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