外来受診
Ambulatory
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排便障害外来Defecation disorder outpatient

排便障害外来 便秘や下痢、残便感、便失禁などの症状に悩む方を対象とした診療を行っています。便秘については排便造営検査や大腸通過時間検査など、便失禁については内圧検査、直腸感覚検査、肛門超音波検査など、必要に応じて専門的な検査を行います。
 
診察・検査で原因を見つけ、生活習慣のアドバイスや内服治療、リハビリテーション(バイオフィードバック療法など)、手術治療などを行っています。便失禁に対しては、仙骨神経を持続的に刺激して直腸肛門機能を高める仙骨神経刺激療法も取り入れています。
 
排便障害は生活の質に影響を及ぼしますし、大腸がんや潰瘍性大腸炎などの疾患の症状としてあらわれていることもありますから、排便障害でお悩みの方は専門医で診察を受けることをおすすめしています。当院の排便障害外来に、ご相談ください。

対象
高校生以上(小児の便秘は、小児外科までご相談ください。)

診察時間(完全予約制)

診察
火曜:14:00〜17:30(初診1時間枠、再診30分枠)
  • ご予約のお電話は14時~17時の間でお願いします。担当看護師不在時は、後日ご連絡させて頂きます。
  • 当日のご予約はお断りいたします。
  • ご予約のお電話の際に現在内服されているお薬や病状についてなど細かくお聞きすることがありますので、お薬手帳などご用意の上、お電話いただけると幸いです。

排便外来でよく行う検査

内圧検査
肛門に細い管(圧力センサー)を入れ、安静時の肛門圧(最大静止圧)や力一杯締めた時の肛門圧(最大随意収縮圧)を測定します。便失禁の患者さんに主に行っている検査です。
直腸感覚検査
直腸内にバルーンを入れ少しずつ膨らませていき、最初に便意を感じた時(最小感覚閾値)やこれ以上便意を我慢できない時(最大耐容量)の内容量を測定します。
直腸肛門反射検査
直腸内にバルーンを入れて膨らませた時の肛門の反射を調べます。
排便造影検査
バリウムと小麦粉(小麦粉アレルギーの方は使用しません)を混ぜて通常の便に近い粘性にした疑似便を直腸内に注入し、排便動作時の直腸や肛門の動きをレントゲンで撮影する検査です。排便困難な患者さんや、排便後も便が残っていると感じている患者さんに行うことの多い検査です。
大腸通過時間検査
レントゲンに写る小さな粒が入ったカプセルを内服し、5日後にお腹のレントゲンを撮影して腸の中に残っている粒の数や位置を見ることで便秘の状態を調べる検査です。主に排便回数の少ない方が対象となります。
肛門超音波検査
肛門内に超音波プローベを挿入して肛門の周りの括約筋の状態を調べる検査です。主に便失禁を症状とする方が対象となります。
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